長門「ニンシンカッコカリシステム?」 提督「艦娘に復活してくれって頼まれてな」SS

1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:40:02.62 ID:rYGai4dD0
加賀「はい。とは言っても、空母専用のシステムなのですが」

提督「空母専用?艦種限定とは珍しいな。どんなものなんだ?」

加賀「まずは空母を一隻用意……今回は私にしますね」

提督「ああ、じゃあ頼もうか」

加賀「それと資材を用意、ね」

提督「資材?まあ初めてでよくわからんし適当に決めるか。下限は10で上限が300?開発みたいだな……」

加賀「では、あちらの部屋で始めます」

提督「ふむ、さてどうなるのか……」
3 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:43:29.35 ID:rYGai4dD0
1分後

加賀「やりました」サスサス

提督(孕んでるー!?)
5 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:52:59.52 ID:rYGai4dD0
提督「ちょ、え!?何が!?何で!?」

加賀「あなたの子よ」サスサス

提督「ナンデ!?ニンプナンデ!?」

加賀「ケッコンカッコカリに続いてニンシンカッコカリ、だそうです」サスサス

提督「俺まだケッコンもしてないのに!」

加賀「そういえばそうでしたね」サスサス

提督「夜も共にしてない清い関係だってのに!」

加賀「処女受胎ね。奇跡です」サスサス

提督「上は!何を!考えてるんだっ!」

加賀「あまりうるさくしないで。お腹の子に障ります」サスサス

提督「す、すいません……」
6 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:58:25.02 ID:rYGai4dD0
加賀「うっ……!」

提督「えっ、な、ど、どうした!?」

加賀「産まれ、ます……」

提督「早い!?」

妖精さん「ほら加賀さん早くこっちの部屋へ!」

妖精さん「ほら旦那さん……じゃなくて提督も付き添ってあげて!」

加賀「提督、手を……」

提督「ちょっと待って理解が追いつかない」

加賀「うぅっ……!」

提督「っ!か、加賀っ!」ガシッ
7 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 23:02:55.78 ID:rYGai4dD0
加賀「あっ……」

提督「大丈夫か!?しっかりしろ!」

加賀「……提督の手、力強くて……安心します」

提督「こんな手くらいならいくらでも貸してやる!だから……」

加賀「私……絶対に産みます、提督の赤ちゃん……」

提督「ああ、ああ!」コクコク

加賀「ふふ……楽しみにしててね」ニコリ

妖精さん「そっち準備できてるかー!」

妖精さん「提督さんはここまでね!ここからは我々の作業です!」

提督「っ……!二人を、二人をよろしくお願いします!」

妖精さん「おう、任されて!」
9 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 23:06:37.75 ID:rYGai4dD0
ワーワー
ワーワー
提督「……」

提督(なんかその場のノリでわりと取り返しのつかないことをした気がする)
10 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 23:10:38.61 ID:rYGai4dD0
12分後

妖精さん「おめでとうございます!」
妖精さん「流星改の開発に成功しました!」

提督「待って、待って」
11 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 23:15:13.34 ID:rYGai4dD0
加賀「以上がニンシンカッコカリの内容よ」

提督「待って、もうちょっと詳しく説明して……」

加賀「空母一隻が一定時間出撃不能になるかわりに、レア度の高い艦載機が開発できます」

加賀「あくまで開発の延長ね。ニンシンの気分を味わえるだけ、だそうよ」

提督「うん、端的でわかりやすい。最初から口で説明してくれよ……」

加賀「……あなたの子供が、欲しかったから」ボソッ

提督「……頑張ってケッコン目指そうな」

加賀「……はい」
14 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 23:20:08.02 ID:rYGai4dD0
提督「ところでなんで空母限定なんだ?」

加賀「『母』だからだそうです」

提督「なんだそれ……」

加賀「あと、急ごしらえだから空母にしか対応できていないという噂もあるわ」

提督「急ごしらえ……?」
15 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 23:24:42.43 ID:rYGai4dD0
こうして、上層部が酒の席で放った「ケッコンの次はコヅクリだな!」というジョークから始まり
一部艦娘の協力により早々に実装されたニンシンカッコカリであったが、
まともな協議もなくはじめられたこのシステムは、
多くの悲劇を生んだ……
16 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 23:29:20.61 ID:rYGai4dD0
赤城「あっ……今、この子動きましたよ!」サスサス

提督「ふふ、元気な艦載機が生まれるといいな」

赤城「はい!」サスサス
金剛「ヘイ、テートクゥ……子供を作れないワタシは、用済みですかー?あはっ、あははははは!あはははははははは!!!」

比叡「お姉さま!落ち着いてくださいお姉さま!」

榛名「榛名、大丈夫じゃないです……悲しみの向こう側に行ってしまいそうです……ふふっ、うふふふ……」

霧島「榛名!ぬくもりも明日も捨てないで榛名!」
ある鎮守府では空母以外の提督LOVE勢の目が一斉に曇り、
17 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 23:35:16.01 ID:rYGai4dD0
提督「違うんだ、これはウワキカッコカリとかじゃなくて戦力増強のためで……」

山城「へぇ……」チラッ
翔鶴「ふふっ、提督の赤ちゃん……♪」サスサス
山城「……なるほど、わかりました」

提督「わかってくれたか……」ホッ

山城「ふふっ、そうですよね。提督のような素敵な方が私のような欠陥品を好きになるなんて……」

提督「……山城?」

山城「大丈夫、不幸だなんて思っていませんから。私は提督のオモチャで十分幸せだわ」ニコッ

提督「山城!?違う、俺が愛しているのは君だけだ!山城、山城ー!」
ある鎮守府では空母以外とケッコンした提督に修羅場が発生し、
18 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 23:39:27.57 ID:rYGai4dD0
提督「いよっしゃー!ロリ妊婦!ロリにん……」カチッ、カチカチッ、カチカチカチカチッ!

提督「っええい!何故だ!何故龍嬢をニンシンさせることができんのだ!?」カチカチカチカチッ!

龍嬢「あのな、言いにくいんやけど……ニンシンカッコカリって『空母』だけが対象で、『軽空母』とかはダメらしいで」

提督「なっ……じゃ、じゃあ装甲空母の大鳳も……」

龍嬢「ダメやな」

提督「アアアアアーーーーッ!!!嘘だ嘘だ!俺のロリ妊婦ハーレムがーっ!!」

龍嬢「あんなぁ、さっきから言おうと思ってたんやけど……誰がロリや!!」
ある鎮守府ではシステムの不備により提督の精神が壊れ、
19 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 23:44:32.49 ID:rYGai4dD0
鳳翔「ふふ……」サスサス

電「あれ、鳳翔さんもニンシンなのです?」

提督「ああ、そうなんだよ。ほら、お腹が大きくなってるだろう」

電「ほえー……あれ?でもニンシンって確か……」
憲兵「Wasshoi!」ガシャーン!
電「はわっ!?憲兵さんが窓を突き破ってきたのです!?」

憲兵「ドーモ、クソ提督=サン、憲兵です」

提督「ど、どうも憲兵さん……なぜ貴様がここに!?」

憲兵「愚問だな。部下に手を出しておきながら憲兵にしょっぴかれる理由が解らぬなどとは」

提督「こ、これはニンシンカッコカリシステムで……」

憲兵「なるほど、鳳翔=サンの艦種が何だかわからないほどに耄碌したといいたいのか。『軽空母』はシステムの対象外だ」

提督「なっ……!?」
20 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 23:48:33.12 ID:rYGai4dD0
憲兵「しばらく営倉行きだ。追って沙汰を待つがよい」

提督「ほ、鳳翔……」

憲兵「さっさと来い!」グイッ

鳳翔「やめて!その人を連れて行かないで!いやっ、いやあああ!!!」

提督「鳳翔!お腹の子と強く生きてくれ、鳳翔!」

鳳翔「あなたっ、ああっ、あなたぁっ!」

電「   」ポカーン
その他多くの鎮守府では「そういうシステム隠れ蓑にすればニンシンカッコガチいけるんじゃね?」と軽く考えた提督達がガンガン営倉にぶち込まれた
22 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 23:54:24.22 ID:rYGai4dD0
提督「……で、結局ニンシンカッコカリシステムは廃止か」

加賀「残念です。擬似的なものとはいえ、子供ができる喜びが味わえたのに」

提督「なぁ加賀、それなんだが……ニンシンカッコカリで作られるのって艦載機だけだよな?」

加賀「ええ、そうね」

提督「……お前、少なくとも数機が撃ち落されるのをわかってて、気分だけとはいえ腹を痛めて産んだ流星改を深海棲艦相手に放てるか?」

加賀「あっ……」

提督「……この流星改はしまっておこうか」

加賀「……そう、ね……」
道徳的に問題が多く、ニンシンカッコカリシステムはお蔵入りとなった。が……
24 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 23:58:53.21 ID:rYGai4dD0
また別の鎮守府

長門「うむ……」

提督「む……どうした、書類を前に難しい顔などをして」

長門「いや、以前にあったニンシンカッコカリシステムの書類を読み返していたのだが」

提督「ああ、アレか。問題が多くて廃止されたにもかかわらず、今なお一部の艦娘や提督が復活を待ち望んでいるという」

長門「ああ。子を産むことができるというのは、それほど魅力的なのだろうな」

提督「所詮、装備の開発に過ぎないとしてもか?」

長門「だとしても、お腹を痛めて産んだ子は愛おしいのだろうな」

提督「聞くところによると、愛おしいからこそ戦場で使うのを躊躇う者まで出たそうだな。主目的は開発であろうに、本末転倒だ」

長門「ああ、そこだが……何機か破壊される艦載機だから躊躇うのだと思う」

提督「つまり他の装備ならば問題ないと?」

長門「いや、いっそ装備ではなく、」
25 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/27(月) 00:03:16.72 ID:jAoX7iBY0
長門「駆逐艦を産めばいいと思う」

提督「……」

長門「うむ、いや、それがいいな。母娘揃って出撃などすれば戦意も高翌揚するというものだ」

提督「長門、長門」

長門「『ママといっしょにパパのお手伝いをしような』と言うと無垢な顔で『うん!』と返してきたりな。かわいいものじゃないか。間違いなく私の戦意は高翌揚するな、いやこの可愛さならまわりも……」

提督「落ち着け長門。よく考えろ、お前の体の中から暁やらが出てくる光景を」

長門「ふむ、生命の神秘だな」

提督「……その前にお前の体の中に収まらんだろう?」

長門「それは収まるかどうか試してみてもいいということか?」

提督「悪かった長門、俺が悪かった」
ニンシンカッコカリは様々な場所に多くの傷跡を残していったのだった……
27 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/27(月) 00:09:39.30 ID:jAoX7iBY0
なお、
ニンシンカッコガチを行い自ら解体を希望、普通の女の子に戻って提督とケッコンカッコガチした艦娘が大量に発生し国の戦力が大幅に低下したことが
最も深い爪痕だったという……

おわり

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