南夏奈「なあ千秋、お前もう生理ってきてるのか?」南千秋「ああ、もう子供作れる身体なんだぞ!」

2:SS速報:2009/11/29(日) 03:17:56.44 ID:vq3kZ+Xc0
チアキ「トイレ」

カナ「チアキ、紙持ってけよ」

チアキ「ちゃんと補充しろよ、馬鹿野郎」

カナ「へいへい」
3:SS速報:2009/11/29(日) 03:19:26.40 ID:vq3kZ+Xc0
ハルカ「そうそう、夕飯何にしようか?」

カナ「何でもいいよ」

ハルカ「それじゃあ、残り物で良いかしら?」

カナ「構わんよ」
6:SS速報:2009/11/29(日) 03:21:35.25 ID:vq3kZ+Xc0
チアキ「…………」

カナ「ん?チアキ、どうした?顔色が悪いぞ」

チアキ「ハルカ姉様……ちょっと」

ハルカ「ん?何?」

カナ「私は無視か?」

チアキ「実は……」

ハルカ「ふんふん……ああ、そうなの」

カナ「おい、この私をおいて内緒話か!?」
7:SS速報:2009/11/29(日) 03:25:27.81 ID:vq3kZ+Xc0
チアキ「うるさいな、馬鹿野郎」

カナ「何だとこの野郎」

ハルカ「まあまあ、カナ」

カナ「何だよ、ハルカはチアキの味方をするのか!?これはれっきとした姉妹差別だぞ!」

ハルカ「そういうつもりじゃないんだけど……まあ落ち着いて、今日はご馳走になるから」

カナ「なぬ?」

ハルカ「というわけでチアキとスーパーに行ってくるから留守番よろしくね」

カナ「やっぱり差別じゃないか!」

ハルカ「まあまあ、理由は後で話すから、ね」

カナ「むう……ハルカがそこまで言うなら……だが、チアキ!勝負は後に預けてやる」

チアキ「私が何時お前とどんな勝負をしたんだよ……」

ハルカ「じゃあ行ってくるわね」

10:SS速報:2009/11/29(日) 03:28:31.08 ID:vq3kZ+Xc0
カナ「ふむ……2人とも行ってしまったわけだが……どういうことだろうか」

カナ「ここは名探偵カナの出番だな」

カナ「さっきのハルカの様子だとチアキに何かが起こってそれを隠しているみたいだったな」

カナ「一体どういうことだろうか……チアキがトイレで何かやっちまったのか?」

カナ「よし、まずはトイレを調査するぞ」
11:SS速報:2009/11/29(日) 03:31:14.24 ID:vq3kZ+Xc0
カナ「ふむ……トイレにさしたる異常はないな」

カナ「もう少しよく見てみよう」

カナ「ん?このトイレットペーパー、やけに小さくなっているな」

カナ「確かチアキには新しい奴を出しとけと言ったからもう少し大きさがあってもいいはずだ」

カナ「あいつ、いつもの3倍は使っている……ここに何かヒントがあるな」
12:SS速報:2009/11/29(日) 03:35:46.34 ID:vq3kZ+Xc0
カナ「よし、次は2人の会話を思い出してみよう」

カナ「と言っても私には殆ど聞こえなかったが……」

カナ「待てよ、『チアキが私に聞こえないように内緒話にした』ということには重大な意味があるんじゃないか」

カナ「聞こえないように……つまり知られないように……もしかしてチアキの弱みか!?」

カナ「なるほど……それなら合点がいくぞ」

カナ「私に知られるととてつもなく困るような弱みをチアキは作ってしまったのだな!」

カナ「それをハルカに頼んで消してもらおうという作戦か」

カナ「ならば、その弱みを推理し、我が物にしようではないか」

カナ「それを使えば、私を見下すことも無く、従順な妹としてなってくれるだろう」
13:SS速報:2009/11/29(日) 03:39:42.11 ID:vq3kZ+Xc0
カナ「チアキの弱みとは何か?」

カナ「その弱みは先刻、トイレにて作られた」

カナ「トイレでは大量のトイレットペーパーが使われていた」

カナ「そういえば、チアキと内緒話をしている時、ハルカは少し笑っていた……!」

カナ「あの笑いは何か、こう、見守る微笑みというか、優しい感じだった」

カナ「つまり、チアキは何か大失態をトイレで犯したことになる」

カナ「そしてそれは紙を大量に必要とすること……」

カナ「そうか、だんだん分かってきたぞ」
14:SS速報:2009/11/29(日) 03:43:05.08 ID:vq3kZ+Xc0
カナ「しかし、それはまだ推測に過ぎない」

カナ「今私の中に漠然とある推測を固めてくれる物はないか」

カナ「そうだ……洗濯機を見てみよう!」
カナ「……やはりあったぞ」

カナ「これぞ動かぬ証拠!今、私はチアキの弱みを掴み取ったのだ!」

カナ「ハルカの奴、少しばかり豪華になった夕飯で私を篭絡させようったってそうはいかない」

カナ「これは私のチアキに対するジョーカーとして使わせてもらうよ」
15:SS速報:2009/11/29(日) 03:49:15.92 ID:vq3kZ+Xc0
その夜

ハルカ「出来たわよー」

カナ「こりゃまた凄いご馳走だねえ。赤飯にチキンにしかも炭酸フルーツパンチまで」

ハルカ「そりゃもうチアキのs……」

チアキ「まあ、たまには良いじゃないか。そうですよね、ハルカ姉様」

ハルカ「え、ええ、そうね」

カナ(!私の耳はハルカの一瞬の声を聞いたぞ!確か……サ行の発音を出した!)

カナ(なるほど、チアキが必死に隠したがっている辺り、私の予想は間違っていないのだな)

カナ(だけどこの場はあえてこのご馳走に釣られたフリをしておこう)

カナ(その方が私にとって有利な状況になる)

カナ「じゃあいっただきまーす」

チアキ「あ、おい!いきなりチキンを取るなよ」

ハルカ「ほらほら、2人とも」

17:SS速報:2009/11/29(日) 03:56:44.52 ID:vq3kZ+Xc0
翌日

カナ(さて……チアキには何をさせようか)

カナ(レア物と言っていいほどのカードだ)

カナ(普段出来ないような事をチアキにさせてやりたい)

カナ「うーーーん……」

藤岡「南、どうしたの?難しい顔をして」

カナ「お、藤岡、ちょうどいい」

藤岡「何か用だったの?」

カナ「ちょっと聞きたいんだが、相手にどんな言う事も聞かせられるとしたら、どんな事を命令する?」

藤岡「え?うーん、そうだなあ……相手にもよると思うんだけど」

カナ「それもそうか。そうだな、近くにいる奴で」

藤岡「え?」(じゃあ、この場合は……南、か……)

藤岡「えーと……うーんと……」

カナ「何も思い浮かばないのか?」

藤岡「えーと、ずっと一緒にいて欲しい……かな……」
19:SS速報:2009/11/29(日) 03:59:01.11 ID:vq3kZ+Xc0
カナ「何だそりゃ?メルヘンな奴だな」

藤岡「とっさだから思いつかなくて……」

カナ「うーん、それは使えないな……」

藤岡「一体何の話?」

カナ「いや、別に、こっちの話なんだ」

藤岡「はあ……」

藤岡(南の役に立てなかったのは残念だな……よし、今日は帰ったらこのことについて色々考えてみよう)
21:SS速報:2009/11/29(日) 04:02:05.96 ID:vq3kZ+Xc0
カナ「ただいまー」

チアキ「あ、お帰り」

カナ「ん?どうしたチアキ?」

チアキ「え?何が?」

カナ「いや、何かお前変わったんじゃないか?」

チアキ「そ、そうかな?別にいつもどおりだが」

カナ「ふむ、まあいいや。私はこれから勉強するから入ってくるんじゃないぞ」

チアキ「変わったのはお前の方じゃないか。雨どころか雷が落ちそうだな」

カナ「ふっ、何とでも言うがいいさ」

チアキ「……?どうしたんだ、お前?」

カナ「まあまあ気にするな」
22:SS速報:2009/11/29(日) 04:04:19.46 ID:vq3kZ+Xc0
カナ「あの顔は私に隠し事がある時によくする顔だ」

カナ「チアキめ、昨日をやり過ごせばどうにかなると思ってたな」

カナ「だが、このカナ様を舐めるなよ」

カナ「お前は私の手のひらの上で走り回っているのに過ぎないのさ」
23:SS速報:2009/11/29(日) 04:10:16.95 ID:vq3kZ+Xc0
チアキ(一体、カナの奴どうしたんだ)

チアキ(勉強とか言ってたが、そんなもん嘘に決まっている)

チアキ(あの顔はいかにも『お前を陥れていてやる』という顔つきだった)

チアキ(まさか、昨日のことがばれたのか?)

チアキ(いや、そんなはずはない……ハルカ姉様には口止めを頼んである)

チアキ(他に漏れるとすれば内田か吉野だが……)

チアキ(吉野は大丈夫だろうが、内田が少し心配だな)

チアキ(だが、カナと内田が接触したとは思えない)

チアキ(私の方が早く帰宅したということは内田もその頃には家に帰っている)

チアキ(カナはさっき帰ってきたばかりで電話機にすら触れていない)

チアキ(直接会うこともない限り、内田から漏れることも……ない)

チアキ(しかし、やはり気になる……)

チアキ(内田に電話してみよう)
24:SS速報:2009/11/29(日) 04:12:55.06 ID:vq3kZ+Xc0
チアキ「もしもし」

内田「あれ?チアキどうしたの?」

チアキ「今日カナに会ったか?」

内田「カナちゃんに?うーうん、会ってないよ」

チアキ「そうか、なら良いんだ。あ、それからあのことは言うなよ」

内田「わかってるって。それじゃあね」

チアキ(内田からは漏れていないな……)

チアキ(それならばカナのあの余裕ともいえる顔つきは何だったんだ……?)

チアキ(私の見間違いだろうか……?)
25:SS速報:2009/11/29(日) 04:17:16.79 ID:vq3kZ+Xc0
チアキ(まあ、この分だとカナから何かアクションがない限り、何もなさそうだ)

チアキ(しばらく様子を見てみるか)

チアキ(しかし、何ともいえないもやもやとした気分だ)

チアキ(話には聞いていたが、結構辛いものだな……)

チアキ(ハルカ姉様やカナは毎月これが来ているのか……)

チアキ(全然そんなそぶりを見せないけど、慣れるものだろうか……)

チアキ(いや、カナに出来るなら私にも出来るな)

チアキ(……だけど、それでも辛いな)

チアキ(……zzz)
27:SS速報:2009/11/29(日) 04:22:04.00 ID:vq3kZ+Xc0
その夜

ハルカ「カナ、洗い物手伝って」

カナ「チアキにさせなよ」

チアキ「今からお風呂に入るから」

ハルカ「ほら、カナ」

カナ「しょうがないなー」

カナ(結局、良い案が出なかったな)

カナ(まあ、今日で使えなくなるわけじゃないからな。じっくり考えるか)

ハルカ「チアキもとうとう大人になったのね……」

カナ「何の話だ?」

ハルカ「あら?まだ聞いてなかったの?チアキに生理が来たのよ」

カナ「え?」
30:SS速報:2009/11/29(日) 04:27:48.58 ID:vq3kZ+Xc0
カナ「生理……じゃあ、あの顔もトイレットペーパーも……赤飯も……」

ハルカ「カナは気づかなかったの?」

カナ「え?……いやー、そんなことないよ?だって経験者だしね!それくらいお見通しだよ」

ハルカ「そうよね。初めてだから顔にすぐ出ちゃって……私も自分のことを思い出しちゃった」

カナ(ということは『チアキがお漏らしをした』という私の切り札は……なかったことに……)

ハルカ「あ、カナ」

カナ「う、うん、何?」

ハルカ「チアキのこと、からかわないでよ」

ハルカ「昨日初めて来たんだし、まだ不安も残っているんだから」

カナ「あ、あー、大丈夫だって!そこは人生の先輩として的確なアドバイスを送るよ!」

カナ「というわけで手始めに……」

ハルカ「何処行くの?」

32:SS速報:2009/11/29(日) 04:32:59.36 ID:vq3kZ+Xc0
チアキ「いい湯だー……」

カナ「チアキー!」

チアキ「うわ!」

カナ「そうかそうか、お前も遂に大人の仲間入りかー」

チアキ「うわ、抱きつくなよ。髪の毛に泡がつくじゃないか」

カナ「固いこと気にすんなよー」

チアキ「あれ?何でお前が知っているんだ?」

ハルカ「チアキー……ごめーん……」

チアキ「ハルカ姉様……」

カナ「私にも言ってくれたっていいじゃないか~可愛い妹よ~」

チアキ「こんなんだからカナには黙っていたのに……ああ、もう、放せよ!」

カナ「まあまあ~」

チアキ「こん畜生ー!」
おわり
33:SS速報:2009/11/29(日) 04:33:29.11 ID:OXXMwb0/O
春香姉様ばらしとるww

36:SS速報:2009/11/29(日) 04:35:20.51 ID:5FfOrp430
いい話だな

38:SS速報:2009/11/29(日) 05:33:57.70 ID:u7QBY2YXO
乙、面白かった
みなみけは、ほのぼのとしていいね

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